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2023.09.15
2024年10月社会保険適用拡大に向けて広報が始まりました

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2024年10月社会保険適用拡大に向けて広報が始まりました

2024年10月社会保険適用拡大

2016年10月に、正社員の所定労働時間の4分3以上働くパートタイマーに加え、従業員501人以上の会社で週20時間以上働く等、一定の要件を満たしたパートタイマーも社会保険(健康保険・厚生年金保険)に加入することになりました。その後、この従業員規模は2022年に101人以上に引き下げられ、2024年10月には51人以上規模に引き下げられることになります(社会保険の適用拡大)。

 2024年10月まで残り1年強となり、適用拡大に向けて厚生労働省および日本年金機構は広報を開始しました。今回の適用拡大では、適用拡大の対象となる短時間労働者の要件は変わりませんが、従業員規模が変更になるため、多くの企業に影響し、既に適用拡大の対象となっている企業でも従業員の配偶者が社会保険の扶養から除外する手続きが増えるといったことが予想されます。

 パートタイマーの中でも、社会保険料の負担を避けたい等の理由から、2024年10月以降は週20時間未満に抑えて働く人も一定数発生するでしょう。人手不足が深刻化する中、早めにパートタイマーに適用拡大に関するの制度や、発生する影響について説明することが求められています。

 なお、厚生労働省が公開する「社会保険適用拡大特設サイト」では、パートタイマーへの説明に利用できる各種パンフレット(従業員数51人以上規模に向けたもの)がダウンロードできるほか、会社が負担することとなる社会保険料をシミュレーションできる機能もあります。適用拡大に向けて参考にしたいものです。

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